共創イノベーションラボ

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大手電子部品・電気機器メーカー

スマートシティビジョン策定プロジェクト

「企業姿勢・企業活動がセットで言語化されたスマートシティビジョンを考える」

多岐にわたるアセットを持つ会社にとって、様々な側面からスマートシティに貢献できるあまり、貢献の主軸となる「ビジョン」が不在になりがちである。
ビジョンの不在により、様々なアセットがバラバラに見えてしまい統一感を失った関わり方や開発貢献になってしまう、、どうすれば今後も増えていくスマートシティ開発にアセットをフル活用した統一感のある貢献を継続的にしていくことができるだろうか。

そんな課題に応えるために、企業姿勢・企業活動がセットで言語化された、活きたビジョンを共創していく場を共創Innovation Labがコーディネート。
「メガトレンドから想定される未来からバックキャストした2030年の未来社会」を反映したスマートシティビジョンを考えていく。
そしてこれまで培ってきたヒト・モノ・技術を最大限に生かしていくことに加え、「○○な世界を目指します」という宣言タイプの「ビジョン」に留まる事なく、「○○な未来に向け、既存領域を飛び越えた未来事業を推進していきます」というビジョンを創り上げていく。
それらを実現するための共創の場を設計し、所長の小泉が講演者となりセッションを実施、プロジェクトメンバーと活発な議論を行った。

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「アセットから出発するのではなく、未来からビジョンを考える」

よくあるコンサルティング的な手法である現状の市場やアセットなど既存ビジネスの周辺から『何が提供できるのか?』を考えるのではなく、求められる未来から逆算したバックキャストの発想で、『何を提供をするべきか』を考えるオリジナルプログラムを設計。

様々な領域で活躍する総勢30人の社員の方々を招いて「未来を見立てる」オンラインワークショップを複数回実施し、未来曼荼羅(電通デジタルオリジナルツール)を元に関心のある領域を定めて、プロジェクトメンバー全員で未来のあるべき姿を解像度高くイメージ。
これまで取り組み続け市場の発展を支えてきた領域に加え、これからの生活者のライフスタイル、またそれらを規定する社会構造変化まで未来予測を実施した。

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「ビジョンとそこにあるべき生業(事業)をセットで可視化」

ワークショップによって導き出された未来の生活者のライフスタイルやそれらを規定する新しい社会様式を見ることで、未来の生活者にとって本当に必要なモノ・コトは何かをメンバー全員で考え抜き、そして企業都合の文脈を一切排除することで、未来の生活者のベネフィットにつながるビジョンづくりを行っていった。

そして宣言にすぎないビジョンではなく、企業姿勢・企業活動がセットで言語化された活きたビジョンを創り上げていくため、言語化したスマートシティビジョンを体現する具体的な事業案の創造を実施。発案された事業案自体からもビジョンにフィードバックをかけ、ビジョンと事業案の双方を両輪で精緻化していった。

こうして創られたスマートシティビジョンと事業案を、さらに有識者や生活者からの評価・選定を繰り返し実施することで磨き上げ、最終的なブラッシュアップを実施。こうして社としての貢献の主軸となる、企業姿勢・企業活動がセットで言語化されたスマートシティビジョンとそれらを支える新しい数々の事業案が完成した。

ビジョンのないスマートシティに、志なし。
それを体現するプロジェクトでした。

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