共創イノベーションラボ

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自動車会社

都市を起点に考えるモビリティの未来構想プロジェクト①

ウェル・ビーイングなスマートシティの あるべき姿からモビリティの未来を考える

タイやベトナムで起きる交通渋滞や日本の郊外都市における移動手段など、現実に起きる課題の解決に向けて取り組んでこられた自動車会社、しかしそもそも交通渋滞や人口空洞化が起きないまちづくりは可能なのだろうか。そして目的を伴うモビリティでの移動も、まちづくりの一つとして考えられないだろうか。
スマートシティや未来のあり方について考えるだけでなく、「そこで暮らす人がいかに幸せに暮らせるかを設計する視点」を大事にしながら、未来のまちづくりの中で、モビリティがどのような役割を果たすかを考えるプロジェクトを共創Innovation Labがコーディネート。
企業社員の方々と共創Innovation Lab研究員、6人の専門家を交えた複数のセッションを行うことで、その解を求めていった。

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6人の専門家より提供されるウェル・ビーイングスマートシティについての尖った知見が議論を活性化

共創の場を実現するために、様々なセクションで活動している社員を招待、さらに専門家の視点や未来の都市に住む人々の気持ちを混ぜ合わせることで未来のモビリティを考える場を設計。
所長の小泉と主任研究員の加形がモデレーターを務め議論をリードすることで、専門家と参加者両方からの意見を引き出していった。
セッションでは多様な分野の専門家が登壇し、未来のウェル・ビーイングスマートシティについて様々な角度からの知見を共有。それを土台にした未来のまちづくりとモビリティが果たすべき役割について参加者全員で活発な議論が行われた。

第1回「ウェル・ビーイングスマートシティ2030 セッション」開催 「社会学者×建築家」の融合からまちづくりとモビリティの未来を考える

第1回のセッションは、
・広井良典氏(京都大学こころの未来研究センター教授)
・豊田啓介氏(noiz architects共同主宰 建築家)
の御二方をお呼びし、未来のウェル・ビーイングスマートシティとモビリティの役割についての講演と参加者全体でのディスカッションを行った。
前半は広井良典氏により、人口がこれ以上増えないことを前提とした「定常型社会」という考え方をベースとして、「目指すべきはコミュニティの生まれやすいヨーロッパ風地方分散型社会である」との意見が披露され、
後半は豊田啓介氏により、情報と物質の境は曖昧になり、「建築は人間とインタラクティブな関係になっていく」という考察が発表された。
これに対して参加者からは、「近未来は移動の価値が上がるのではと思っていたが、移動の価値をもう一度考え直さなくてはいけないことを突きつけられた」や「人間は独立した存在だと思っていたが、実は環境に意外と溶け込んでいて、そこに境界線はあまりなくなっていくと考えさせられた」などといった意見が提供され、白熱した議論がなされた。
それまでとは異なった視点で人とモビリティの関係を捉え直すことが必要であるということが第1回ではつまびらかになった。

第2回では「末光弘和氏×水口哲也氏」をお迎えして、引き続き未来のまちづくりとモビリティが果たすべき役割についての議論を行っていく。

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